


「キューティクル」という言葉を聞いたことがある方も多いかと思いますが、実際にどんな役割やケア方法などを知っている方は少ないかと思いますので今回は「キューティクル」についてのお話をさせていただきます。
.jpg)
キューティクルとは、髪の表面にある保護膜のような組織です。
ケラチンタンパク(タンパク質の一種)という物質でできていて、毛根から毛先に向かって、たけのこの皮のように平均5~6枚重なっています。
キューティクルが閉じた状態に整っていれば、サラサラで手触りがツルツルします。
逆に開いた状態でガサガサであれば、手触りが悪く、まとまりのないバサバサな髪になります。
また、髪にダメージを負うことでキューティクルは剥がれ落ちて枚数も減ってしまうこともあります。

キューティクルが傷つき、開いた状態になるような原因をいくつか紹介します。
頭皮と髪の健康には欠かせないシャンプーですが、間違った髪の洗い方をしているとキューティクルを傷づけてしまう事もあります。
特に、シャンプーで気をつけたいのが、充分に泡立っていない状態で髪をゴシゴシ擦ることです。
髪が濡れているとキューティクルが開いた状態になります。この状態で髪を強く擦ったり髪同士で摩擦することで、キューティクルが傷ついて髪が傷みます。
また、熱い温度のお湯で髪を洗うのも、髪の乾燥を引き起こしたり、髪を傷ませる原因になります。
髪が濡れているとキューティクルが開いた状態になる性質があります。
そのまま、ドライヤーで乾かさずに自然乾燥をすると、髪の毛内部の水分が蒸発し、乾燥やパサつきの原因になります。
また、髪が半乾きの状態で寝ることで、枕との摩擦などによってキューティクルにダメージを与えることも。
濡れている状態は開きっぱなし。乾かしてキューティクルを閉じてあげましょう。
お肌同様、髪も紫外線を浴びると日焼けしてダメージを受けます。
紫外線を受け続けることで、キューティクルの剥がれやツヤの低下、髪内部へのダメージへとつながっていくことがわかっています。
また、ヘアカラーをした髪は黒髪に比べて、紫外線の影響を受けやすいようです。
髪や頭皮に使える日焼け止めスプレーを活用する事で、紫外線対策ができます。
ドライヤーやアイロンによる熱ダメージは、髪のキューティクルにダメージを与えます。
ダメージを与えないコツは、髪の温度を上げすぎないようにすることです。ドライヤーであれば、髪の温度が上がらないように振りながら髪に当てる。アイロンであれば、温度は140度程で挟む時間を短くしましょう。
また、髪が濡れている状態でヘアアイロンを使用すると、ダメージするので注意しましょう。
ヘアカラーやパーマを繰り返すことで、キューティクルが剥がれる原因になります。
対策としては、ヘアカラーやパーマ施術を行う際にトリートメントを必ずすること。また、頻度をなるべく下げることが重要です。
ヘアカラーやパーマをする理想的な頻度は、担当の美容師さんに聞いてみましょう。

キューティクルは濡れた状態だと開くという性質があります。そのため、濡れた状態は非常にダメージを受けやすく、丁寧に扱う必要があります。
できる限り、濡れた状態にしない。すぐに乾かす。という対策をとるようにしましょう。
洗い流さないトリートメントを髪につけることで、髪の摩擦刺激からキューティクルを守ってくれる効果、乾燥や静電気を防ぐ効果があります。
乾かす前には必ずつけるようにしましょう。
ドライヤーを使い、丁寧に乾かしましょう。
髪の乾かす順番は、根元→中間→毛先です。
優しく丁寧に乾かし、全て乾いたら冷風を使い髪を冷やしましょう。冷やすことでキューティクルが閉じます。
濡れた状態にヘアアイロンを使うと、髪のキューティクルがダメージします。
髪を完全に乾かした状態でヘアアイロンを使うようにしましょう。

最後にキューティクルのケアに関係する成分をご紹介します。
トウモロコシから抽出できる非水溶性のタンパク質。安全性の高い成分で、主に皮膜形成剤として使われます。
キューティクルをコートすることで髪にツヤ感を向上させる効果が期待できます。
みかん科の柚の果実から抽出されたエキスです。
ヒトの皮脂などに含まれるセラミドと同じような組成を持っているのが特徴。
ダメージ毛のキューティクル剥離を抑える効果があると言われ、そのほかにも角質水分量の増加、コラーゲン産生促進、肌荒れ改善などの効果も期待されています。
医薬部外品では、ユズセラミドと表記されます。
真珠貝と呼ばれている「アコヤ貝」から得られるタンパク質を分解して得られる成分です。
抗酸化作用、保湿効果、皮脂細胞の活性効果、肌荒れ防止やエイジングケアの成分としても配合されます。
ジャガイモなどのデンプンから作られたカチオン界面活性剤。
帯電防止効果、柔軟効果が期待できます。またキューティクルをコートするヘアマニキュア成分として髪の表面にツヤを与えることでも知られている。
ツヤがでる成分として広く使われています。
毛髪表面にくっつく作用があります。キューティクルと似た働きをし、髪にツヤを与える効果が期待できます。
高い保湿力、帯電防止効果からうねりを抑えることでも知られている。
医薬部外品では、海藻エキスと表記されます。
ナタネ由来の成分。
ドライヤーやヘアアイロンなどの熱に反応して毛髪を補修します。
うねりや絡まりなどの抑制する効果があると言われています。
エモリエント効果、キューティクルの剥離を抑えてツヤ感をつくると言われています。
髪のキューティクルは、見た目のツヤ感、手触りのサラサラ感に大きく影響します。
そして、一度剥がれ落ちてしまったキューティクルは再生することができない性質をもちます。
正しい知識を持ってヘアケアを行い、ダメージをしないようにすることが、ツヤツヤでサラサラの髪を手に入れる最も有効な方法になります。
