ヘアカラーの種類について 【1】


今では一般的になっているヘアカラーですが、種類も沢山あって「何を選んだらいいのか分からない...」というお客様も多いかと思います。


そこで本日は、ヘアカラーの種類についてのお話をさせて頂きます。



1.アルカリカラー


一般的に多くのサロンで取り入れられているメニューです。


市販されている「おしゃれ染め」や「白髪染め」もこのアルカリカラーに該当するものがほとんどです。


アルカリカラーは、髪のメラニン色素部分に調合したカラー剤が浸透することで脱色・染色を行い、毛髪の色を変えていきます。


簡単に言うと、もともとの毛髪の色を一旦リセットし(つまり、ブリーチですね)、そこに似合う色・好みの色を入れていくようなイメージです。


多彩なカラーニュアンスを楽しめ、色持ちがよいのが最大のメリット


アルカリカラーは、毛髪自体の色を一度脱色し染色するというメカニズムなので、自分のなりたい髪色により近い、細やかなニュアンスの色を表現することが可能です。


たとえば、若い女性を中心に人気のアッシュ系カラーなど、メリハリのあるカラーニュアンスを生み出せるのもアルカリカラーだからできる色の楽しみ方ですね。


色落ちしにくく、希望の色を比較的長く楽しめます


アルカリカラーは、発色のよさだけでなくシャンプーをしても色落ちしくく、のちほどご紹介する、他のヘアカラーよりも色持ちがよいのが人気の理由です。


ちなみに種類にもよりますが、施術後約1ヶ月くらいは色落ちせずに、カラーした色を保つこともできます。(ただし、ブリーチした状態の髪に色を入れたりする場合は、色持ち期間が異なりますので、一概に「色持ちがいい」というわけではありません。髪の状態によって違いはあります)


髪と頭皮に与えるダメージは否めません…


アルカリカラーは、もともと弱酸性の毛髪とは相反するアルカリ性phのカラー剤で髪を膨潤させて色を入れるため、さまざまな種類のカラーリングのなかでも特に髪や頭皮へのダメージ度は高くなります


そのため当サロンでは、頭皮と皮膚の保護剤を用いて、カラー剤による薬害を防ぐための配慮をおこなっています。


アルカリカラーはこんな方にオススメ


アルカリカラーは、次のような方にオススメします。


・髪に多少のリスク(ダメージ)があっても、なりたい髪色を実現したい
・カットやパーマなどで髪型を変えるときに併せて色もしっかり変えたい
・なるべく色持ちするカラーがいい


髪へのダメージというデメリットはありますが、季節感やファッションを髪でも楽しみたい人には最適なカラーリングです。


2.酸性カラー


酸性カラーは、髪の表面をイオン結合することでコーティングしていきます。


メラニン色素を脱色せず、髪の表面を包むようにカラー剤(染料)を加えていく手法のカラーリングです。


安心して「色」を楽しめ、髪にツヤとコシも与えてくれます


「酸性カラー」は、アルカリカラーにくらべると髪や頭皮、皮膚に刺激もなく安心なのが最大の特徴です。


またアルカリカラーのようにカラー剤が地肌に付かないように色を入れていくので、頭皮や皮膚にも負担がかからないため安心です。


基本的に「髪をコーティングする」というような仕組みなので、髪にツヤやコシを出すこともできます。


また白髪と黒髪とで、発色が異なるので「髪へダメージをなるべく与えずに白髪染めをしたい」という方にもおすすめ。


酸性カラーのデメリットは色のバリエーションが少なく、色落ちがしやすい点


この技術、「酸性カラー」は、髪を脱色し染色するアルカリカラーとは異なり、着色染料で髪に色をほどこしていくため、色落ちがしやすいのと、仕上がりも「ほんのり色が変わった」という感じになります。


また、アルカリカラーと比べるとカラーバリエーションが少ないため、繊細な色のニュアンスには仕上がらないというデメリットもあります。


酸性カラーはこんな方にオススメ


酸性カラーをオススメしたいのはこんな方です。


・アルカリカラーやパーマを繰り返し、髪や頭皮の傷みが気になる方
・アルカリカラーをおこなうと頭皮のトラブルが起きてしまうのが心配な方
・髪にダメージをかけたくないけど白髪染めをしたい方


髪の色を楽しむことを最優先にするというより、健康な髪と地肌を守りながらも、多少のカラーリングを楽しんでみたい、という方に酸性カラーは向いているでしょう。


3.ヘナカラー


ヘナカラーは、「指甲花(シコウカ)」という木の葉を乾燥させ、粉末にしたものを用いて毛髪を染めていくヘアカラーです。


古代エジプトの女王「クレオパトラ」もヘナ染めをしたという説や、インドの伝承医学「アーユルヴェーダ」では髪を染める染料としてだけでなくハーブとしても利用されていたほど、はるか昔から取り入れられていたようです。


髪や頭皮を傷めないうえ、トリートメント効果も!


ヘナカラーの最大のメリットは、植物性の天然色素を使って髪を染めるため、髪や頭皮にダメージが少ないという点です。


髪へのダメージが少ないことから、連続して施術しても髪を傷めないという点だけでなく、毛髪へのトリートメント効果、さらには頭皮の油分や汚れを落としてくれるなど、髪と頭皮のケアとしての役割も兼ねそなえています。


白髪染めとしても自然な仕上がりに


ヘナは植物性の着色染料なので基本的に黒髪を明るくしたりすることはできず、むしろ白髪のほうが染まるという性質を持っています。


髪の色をしっかりと変えられるアルカリカラーで白髪を染めると、時間が経ち新しく髪の生え際から白髪が生えてきたときに、どうしても白髪とカラーした髪との境目がはっきりしてしまい、かえって白髪が目立つことがあります。


その点、黒髪ではなく白髪が染まりやすいヘナカラーなら、白髪をきれいに染めることができるため、髪の生え際の白髪を目立ちにくく、とても自然な仕上がりにすることができます。


どちらかというと白髪向き。黒髪を明るくすることはできません!


「植物性の天然色素だからいいことづくめなのでは?」というイメージが強いヘナカラーですが、先述したとおりヘナは色素染料のため、アルカリカラーのように黒髪をトーンアップすることができないというデメリットも。


逆に白髪は染りやすいので、「白髪が多くて気になってきた」という方のほうがヘナはオススメかもしれません。


植物性アレルギーの方は施術できないことも


ヘナは天然の植物を使ったヘアカラーなので、植物アレルギーの方や草負けをしやすい方などは、かぶれなどのアレルギー症状を起こす心配があるので施術できない場合があります。


初めてヘナカラーをされる方には、「パッチテスト」を受けるようにしましょう。


ヘナカラーはこんな方にオススメ


天然の植物のチカラを使ったヘナカラー。どんな方に向いているのでしょうか?


・化学染料に抵抗のある方
・髪にハリ・コシがなくなってきた方
・髪や頭皮にダメージが少ないカラーをしたい
・自然な白髪染めをしたい


色の変化や発色、色持ちよりも自然の素材を使うことで、髪と頭皮によりよいカラーリングの手法のひとつのヘナカラー。自然に近いカタチで色のおしゃれを楽しみたい方にオススメです。


どんなカラーが最適かはサロンスタッフのアドバイスを参考にしてください


どのカラーメニューもメリット・デメリットはあります。


自分の希望する色や似合う色を基準にするのか、それとも傷みやトラブルを避けたいのか…なかなかご自身だけだけでは判断がつきにくいと思いますので、やはりカラーをされるときはスタッフとしっかりと相談させていただけたらと思っています。